歯科 患者を増やすには|新規患者を増やし長く付き合うには

患者は2種類に分けられる

歯科経営において患者を増やすには、新規患者(新患)を増やすことと来院したことのある患者が定期的に来院される(既存患者)とのバランスこそが経営の基礎となって医業収益の安定化をもたらせる訳ですが、どちらにせよ患者は2種類しかありません。

口腔内に問題を抱えているか、いない患者か?

です。
緊急性が高い患者は何もしなくてもどこかの患者になってくれます。ですが本来先生方が求める患者は、慢性的に悩みを抱えてきたけど解消する・治療して状態が好転する先生と出会えなかったような患者か、段々と悪化する口腔内をなんとなく放置して分かってはいるけど治療に来なかった患者、または、問題はないが定期健診など他の医院から何らかの理由で流れてきた患者、もしくは自分の子供の歯の事や自分のライフスタイルの変化によって来院される患者、もしくはホームページなどでどの歯科にしようかと考えている層に分かれます。

基本はここを理解してください。

新患はほぼ患者側の勝手な判断で決定される

断言できるのは、あなたが最高の歯科医であるから患者が選んできているというのではないということをまず理解しましょう。

・ホームページを見て良いと思った
・立地で通いやすいと思った
・キッズルームがあるのが見えたから
・きれいな医院だから
・駐車場があるから
・自分の抱える問題を解消してくれそうだから

というのが事実です。
すべてあなたが作った状況を、患者サイドが自分自身で勝手に思い込んで、自分都合で来院を決めているということです。
すべてあなたの実力なのですが、最終最後は患者が決めています。

そうなると、新規患者を増やすためには「選んでもらえる入り口をたくさん作っておけばいい」だけと気付きます。

ここで大切なのは、

「俺の歯医者は古いからダメだな!」

と思いこむバイアスです。
逆に古い歯科であればあるほど、「新しい歯医者さんより、私はこういうほうが安心して通える」という患者層は必ずいるのです。
つまり、自分のペルソナ設定なのです。

新患は増患対策とWEB対策

歯科においては集客(新患獲得)はそれほど難しくはありません。
限られた自分が決める診療圏内に、告知を出すことと同時にWEBマーケティングを行えば良いだけです。

注意点としては、

・1回で判断しない
・やり続ける
・コストを掛けるか手間を掛けるか決める

この3つです。失敗する人は必ずここで失敗します。

難易度は自費をあげること

シンプルに保険診療の患者を増やすことが1番簡単です。

・古臭い看板を新調する
・草木に覆われた花壇などをきれいにする
・いつも以上に院内を掃除する

・チラシを作る、配布する
・ホームページを見直す、修正する
・ホームページの月額を見直す(HP月額チェッカー
・Googleアナリティクスでホームページの成績を見る
・Googleビジネスプロフィールを管理する

・既存の患者にリコールはがきを送る
※もしくはSメールのサービスに切り替える(コストカット)

ここまで行えば、普通に保険診療の患者さんは治療と定期健診枠でしっかり増えるでしょう。
1万枚を3回くらい3カ月やれば結果は出ます。歯科医師会などが厳しいエリアでは、ほんとうに保健所にもツッコまれない(むしろ先に出して許可を得る)ようなチラシでも良いでしょう。

その他には、年輩の方には意外に効果絶大な郵便局への広告も反響が大きいです。
お年寄りの郵便局内での索敵能力はとても高く、まるで暇つぶしかのように郵便局内の張り紙を見ているものです。

 

紹介カード・既存患者からの紹介

紹介カード 歯科増患対策

あなたは患者さんへ上から目線で接していますか?
そうでなければ、既存患者から新規患者を紹介してもらう方法があります。特に院長や分院長が患者さんにへりくだって、
「もし、お口の中で問題を抱えている方がいらっしゃったらご紹介お願いしますね」
と、お願いする姿勢で言ってみて下さい。

ただ渡すのではありません。
歯科衛生士や先生から直接、そういう≪お願いをする≫形で言うと、患者さんはすごく親身になってくれますし、医院の大ファンになってくれます。

ただ、受付で事務的にセリフで言って行うともちろん効果は薄いです。
この紹介カードで3カ月で60人も紹介があったという先生もいます。ご家族が多かったとのことですが嬉しいですよね。

紹介カード 詳しくはこちら

インプラントの増やし方

インプラントの増やし方は簡単です。

・ホームページに詳しく説明
※どのくらい詳しくは当社へ
・支払いの多様化に対応
・パンフレットを作る
※3つ折りはダメ。お金を掛ける意思をそがれる

最低限、ここまでは行うべきです。新患でインプラントを増やすのか既存患者にてインプラントを増やすのかもスキームは違いますが、大切なことはしっかりとしたパンフレットを作ってご説明をして≪1度お帰り頂いて家族でしっかりご検討を頂く≫ということも大切です。
そこでは、支払いの多様性に対応している医院が最も強くなります。

 

あなたの診療圏内にインプラント受けている患者さんはどれくらいいるでしょう?100人ですか?1000人ですか?そのうちの数〇%を自分の方へ向かうように準備をすれば良いだけです、難しいことは何もありません。

ただ、数百万円も医療とはいえ遣うのであれば、ダサい印刷用紙で作った大学生のようなパワポ資料より、ずっしりと厚みのある高級なパンフレットをもらったほうが、圧倒的にそっちの歯科を選ぶわけです。

実際に年間70本ほどの先生が今では500本以上に毎年症例数を伸ばしています。
是非、仕組みを知ってください。

怒るスタッフは解雇すべき

意外に患者を増やすより、患者を減らす歯科衛生士や歯科助手が多いのが歯科業界です。
先生には調子よくても、同じスタッフ仲間や患者さんに横柄な態度で接したり、キャンセル対応で感情をむき出しにする女性がいます。

勤務医であれば理事長などがある程度、厳しく注意も出来ますが何故か歯科従事者のDH・Daには指導を受け付けないヤバ系が一定数います。これは先生の所に来たキングボンビーと捉えるか、運命と割り切るかは自由ですが私はどんな理由を作ってでも解雇します。その人のせいでメンタルをやられるのも、給料を渡すのも、顔を見るのも嫌ですからきちんと手法をかまして解雇しましょう。

さいごに

歯科は他の多くの医療とは違い、美容系医療にも似た市場原理が介入してしまっているビジネスモデルです。
つまり、ある程度の経営力を持たないと失敗することがあると言えます。昨今では開業にも大きな金額を要し、リスクが非常に大きくなりつつあります。

新患をしっかり毎月獲得し、ユニット数やスタッフ数に応じて最大限の利益を上げていくのは歯科経営の基本と言えます。
また、取得できるのに取得していない施設基準なども長い目で見れば大きく数字が変わる要因にもなります。

当社はお客様に育てられ、教えられノウハウが付いた会社です。
だからこそ、多くの先生に本質を伝え、最大限に喜んでいただけるよう努力しております。まずはお気軽にお電話・ご相談ください。

筆者:株式会社アルファージール
代表取締役 小林大晃

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