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歯科医院の内覧会とは?有料レベル

2023年10月9日に加筆しました。
2022年10月6日加筆しました。
有料級の内容になっております。クセの強い文章ですが、是非お読みください。


 

業者によって違う内覧会

歯科医院の内覧会とは、新規開院・開業時において地域の住民向けの説明会や見学会(いわゆる内覧会)を言います。
内覧会の手法としては、

・自由参加 見学スタイル
個別歯科相談会スタイル
・お祭りイベントスタイル

などが主にあります。
当社の内覧会は予約獲得や矯正歯科治療の検査予約などを目的とする、個別歯科相談会スタイルを強みとしています。

内覧会は地域からの認知を得るために行う

歯科医院の経営スタイルは基本的に待つスタイル、つまり受け身です。
限られた広告資源の制約の中で、患者サイドからいくつもある歯科医院の中から選ばれ、予約を頂くことで成立します。

そういったユーザー側に判断を委ねるビジネスモデル(医療ではありますが)で、内覧会は地域への挨拶(お披露目会)的な意味合いと、通うだけの価値ある歯科医院としてアピールする大きな意味合いを持ちます。

特に歯科においては、一般的に患者は「治療は上手いの?」「優しい先生なの?」と、ネガティブな意識を持たれがちです。だからこそ、

地域の皆様に院長が挨拶をする

参加者のお口の悩み、お話を聞いて予約を頂く

・矯正治療などの検査予約のアポ入れ

このように、しっかりとスキームを組むことで、ただ見学をさせて終わり…のような結果につながらない内覧会ではなく、数ではなく1人1人に確実に選んでいただけるような内覧会こそが現在の主流になっています。

必ず念頭に置かなくてはならないのは、地域の方は院内の機材などは2の次です。どんな先生なのか?スタッフはどんな感じなのか?人を見に来ていることを忘れないで下さい。
だからこそ、1分1秒でも、お一人お一人に院長からの挨拶は必須なのです。

呼び込みで来る方はすぐに患者にはならない

歯科内覧会のチラシと呼び込み

内覧会業者はお客様を多く呼び込むことを先生にアピールしたり、重要性を謳いますが結論から言うと呼び込みや駅前でアピールすることはあまり意味がありません。

町ではコンタクトレンズのティッシュ配り、不動産の呼び込み、色々とありますが1時間も経てば人の記憶には残りません。
ご自分が開業するからと言って、他人が注目することはないのです。地方なら注目されますが駅前や人が行きかう場所での呼び込みはあまりチカラを注ぐことに意味はありません。

店舗回りと企業挨拶

駅前で呼び込みで「やってる感」をアピールする業者より、ビジネスとして近隣の店舗回りと企業に飛び込み営業をしてくる当社こそ、開業してからの患者がしっかりと増えていく仕組みを持っている内覧会業者と言えます。

チラシのクオリティに力を注ぎましょう

開業チラシ、内覧会のお知らせはしっかりと院長の挨拶や治療の内容、機材、診療時間、ホームページURLやQRコードまでしっかり掲載しましょう。
最低でもA4サイズの両面は作りこみましょう。このクオリティが低いと内覧会も開業も失敗します。逆にこのチラシが良いものであれば、内覧会で雨が降って来院人数が激減しても予約はきちんと入るでしょう。

内覧会チラシ製作 ≫

内覧会を行った後の業績

歯科内覧会を行った後の医院の売上・患者推移

こちらは当社の内覧会を行った歯科医院さまの開業後の業績です。
ユニット数3台、保険診療を中心とした、いわゆる一般的な歯科医院の開業スキームです。

数値からも、開業後に様々な改善点や企業努力を行いながら数値が成長していることがお分かりになると思います。ここまでの詳しい数値を公表することをお許しいただけたことに非常に感謝致しますが、内覧会で業者が自社サイトで自慢する数値を出した歯科医院のその後の結果が実は言うほどではなく、大切なことは人数を追うのではなく内覧会のクオリティを求めることで結果として経営の成功へとつながることのほうが重要であると分かると思います。

こちらの歯科医院様は10年間ホームページや増患対策を通じて、当社とずっとお付き合い下さり、10年後の2022年に自社ビルを建て3階には30人ほどが受講できるセミナールームがあるほどの歯科医院をオープンしました。


ちなみに内覧会での予約率を非常に高いことをアピールする業者がいますが、当社は参加者人数の23%程度が適度な予約率と考えます。
治療予約と衛生士枠、自費率にもよりますが、保険診療のみでスタート時からブン回すスタイルでもなければ、適度な予約数で無理に予約を獲得しないほうが良いと思います。

しっかりと自費率を考慮した経営をしたいのであれば、内覧会における予約率はその程度で収め、スタイリッシュに患者さんに来ていただくほうが賢明です。
間違っても、安い商材で患者を囲い込むような予約を獲ると結果として自費率の低い、デンタル・リテラシーの低い患者層ばかりを獲得してしまうので、そうなるとDHのモチベーションも低くなりますし、初めて歯科で働くDaを起用するのであれば確実に辞めちゃいます。スタッフ教育を考えると、質の低い数だけ追いかける内覧会はお勧めしません。

実際に、上記の歯科医院様は現在1日来院数は120~130人。
本院の自費率が50%、新しいクリニックの自費率が75%。

賢い先生であれば、お分かり頂けるだろうと思います。

繰り返しますが、当社の内覧会スタッフは全員、歯科衛生士や歯科助手経験者。技工士や歯科大などに通うスタッフで構成されています。素人は起用していません。

歯科における内覧会をやらないリスク

歯科医院の新規開業において、地域向け説明会(いわゆる内覧会)を行わないということは、患者となる地域の住民が自分のタイミングで近隣歯科医院を何らかの方法(ホームページや予約サイト)で自分の判断で選択をして歯科医院を選ぶということに委ねられます。

つまり、ホームページにおいてはSEO対策や充実したコンテンツを作り他の競合より優位な位置にならないと選ばれる可能性が低くなります。
また昨今ではMEO対策にも注力しないと選ばれる可能性が低くなります。さらにInstagramなどのSNSもホームページとは違った活用を必要とされ、歯科医院経営は昔に比べて経営戦略やマーケティング能力の低い歯科医院は淘汰される傾向にあります。

そういった意味でも、自分の医院の魅力や診療方針をしっかり伝えられる内覧会は経営の良好なスタートにも必要なイベントであると言えます。
ただし、お祭りイベントのような患者獲得ではなく『子供を楽しませるイベント』にしてしまうと、「開業イベントにはお金を掛けるけど治療や診療方針がまるで見えてこない」と逆に地域の方からマイナスイメージを持たれることもあります。
歯科医院はあくまで歯科医院としての医療特化した内覧会(だからこそ説明会)を行うべきです。

特に、矯正歯科や自由診療の獲得を考えるならば、内覧会の開催は必須であると言えます。

内覧会をやらないほうが良い場合

かと言って、内覧会をしないほうが良い立地やケースもあります。

内覧会のデメリットは、2~3日という医院が定めた日程に人を集中して集めるという点にあります。

・車メインの立地だが駐めるスペースが少ない
・ビジネス街(混合エリア)
・人通りが普段から少ない
・タワマンが多いエリア
※告知物が届かないケースが多い
・駅構内
・居抜きでの開業
※ただ内覧会を行っても結果が出にくい場合がある

などが内覧会という集客型イベントには向かない場合があります。

しかしながら、宣伝をしない訳にもいかないので、町に合った開業告知と集患対策をしなくてはなりません。

内覧会は行えば成功するという魔法のイベントではありません。
ましてや、お祭りイベントをしても患者になる確率は恐ろしく低い(患者になる側は、こどもを無料で遊ばせられるイベントに参加したとしても、医療とかけ離れたお祭りことを行う歯科に対しては冷ややかに見る)ので、しっかりと歯科であれば歯科医療の開業をすべきです。

重要なのは派手なお祭りイベントはデンタル・リテラシーの低い家族には喜ばれますが、
「子どもの喜ぶお祭りと、通院させる医院を選ぶかは別問題」
というのが親御さんの率直な意見です。

ビジネス街や繁華街での開業には?

新宿や渋谷、恵比寿の駅前などでの新規開業と大手町での開業を一般的な内覧会を行っても意味がありません。
ましてやビルテナント高層階での開業で、流動的に人が移動するエリアで立ち止まって時間をいただく内覧会は当日に来院頂いても患者になることはほぼないでしょう。あるのは「無理やり呼び込んだ自己満足」だけです。実際にそのような歯科医院の開業後の動向をリサーチしてみると、それほど患者さんが来院してはいませんし、何もしなくても一緒だったのではないかと思うほどです。

そのようば場所での開業は内覧会よりサンプリングです。
ここで配布スタッフに良し悪しは必要ありません。コンタクトレンズのティッシュ配りのように、長時間・なるべく数日、情報が定着するまで配布するだけです。ただし、開業チラシはしっかりと作りこみましょう。
また、中小企業などへの挨拶回りは必ず行いましょう。飛び込み営業を得意とする当社はどの歯科医院さまの開業でも挨拶回りはしっかり行います。

※ここで言うサンプリングとは、チラシだけでなく歯ブラシや少し質の良いポケットティッシュやマスクを梱包して配ること。

人通りが少ないエリアでの内覧会

そもそも内覧会は人を集めるイベントです。
もともと人通りが少ない理由は何かを探ってから戦略を立てるべきですが、その場合は情報を先行して流すことです。
人通りが少なくても、本当に人がいないエリアで開業する人はいないでしょう。人が少ない、人通りが少ないのであれば情報をしっかりと作る準備をしてから開業すべきです。
ホームページ、チラシ、地域の情報誌、新聞、看板、予算に合わせてできることはたくさんあります。
たとえ反響が弱くても、グループホームや朝のゲートボール会場に挨拶に行って歯ブラシ入りのプレゼントをお配りすることも、地域に知っていただくには重要なことです。大切なのはどれだけ地域と密着できるかです。時間を掛けて質の高い情報と関係構築にコストを掛ける手法もあるのです。

タワマンの多いエリアでの開業

これは企業秘密になるのですが、正直に言えば通常より難しいエリアですので、しっかりとコストを掛ける認識を持って相談して下さい。
相手はセキュリティ強固な情報鉄壁です。そのようなエリアに他の開業と同じように2~3ヶ月前に業者に頼めばなんとかなると思っているのであれば虫の良い話です。当社にも従業員にタワマンに住む社員が複数いますが、一般の手法では無理です。チラシ1枚届けることは難しいです。

そうなると手法は2つしかありません。1つは高層階向け雑誌などを使うのが有効的でしょう。エリアによりますが、高層階マンションの顧客情報を持つ(もちろんキチンとした安心の)雑誌会社などにバーターや記事として掲載してもらうのがシンプルな方法です。
もしくは直接当社に聞いてください。企業秘密なのでお会いした方にのみお話しします。もちろんEランク・アポ程度の担当者には言いません。笑

居抜き開業の場合

意外に失敗するのが居抜きでの開業内覧会。
居抜きになるには、それなりの理由があります。開業後2回目の居抜きであれば…などと思っても、悪いクチコミが定着してて「その場所であるだけで良くないイメージ」だったり、近隣の歯科医院に完全にキャン言わされている物件だったり、居抜きで開業する先生がまるで戦略的な経営手法を考えていなかったりと様々な要因があり、ド新規の開業よりけっこう気を遣わなくてならないのが居抜きでの開業内覧会です。

居抜きでの開業は通常よりコストが掛からない分、内覧会や告知にはケチケチしないで下さい。
ここをケチると開業のスタートにケチが付きます。断言します。居抜きの開業ははっきり言って地域の方にナメられる場合があります。「どうせ居抜きだろ?」「また変わったのか」とケチが付きやすいのです。だからこそ、心機一転、新しい先生がしっかりと開業することを地域にご理解・イエスを獲得する必要があるのです。
ただ、ホームページはちゃんと当社に任せるべきです。居抜きで歯科専門というだけでホームページ会社を選択し間違えると、これもまた失敗を招きます。居抜きには居抜きで入るべきスタンスのホームページを作りましょう。

そして居抜きの場合はスタッフ面接にも気を付けましょう。

周囲に歯科が多い

周囲に歯科が多い条件で開業するメリットとデメリット、開業の手法、内覧会のアピールの仕方は街によって異なりますが一般的に失敗しない内容は歯科衛生士枠をアピールすることです。
競合他院が多い場所での開業にDHの魅力を伝え切れない開業は、かなりの割合で苦戦します。自分がプレイヤーであることはもちろんなのですが、歯科経営はパーティー(チーム医療)で戦うことがスタンダードです。自費率を高くする上でもDHの活躍なしでは歯科経営に勝利はありません。

周辺に歯科医院が多い立地で開業する場合には、給料をケチケチしないで1ヶ月は余裕を持ってレクチャー機関や医院経営を戦略的に作りこむ期間、マニュアルや評価基準を作り上げることにお金を掛けましょう。
そうすることで、ご自身の能力以上のスタッフを作ることが出来ます。歯科の多い立地での歯科経営はDHにどれだけ活躍してもらえるかが鍵です。言い換えれば、激戦区でDHを使いこなせなければ終わります。その上での内覧会を計画すべきです。

内覧会はギャンブル性が高いイベントです。
投資は常にリスクが伴います。だからこそ、無駄に考察なき目先の派手さを追うイベントを行うのではなく、戦略的にプロの意見と経験を参考にしながら失敗しない開業を行うことをお勧めします。

文章にクセがあって好き嫌いがあるかと思いますが、私は100%内覧会に参加させていただいて10年以上ですし、自社をブランディングすることより、紹介業者に紹介料を払うこともなく、お客様の開業の成功だけを考えてお仕事をさせていただいております。
失敗したい方は、是非ともご相談なく他社さまをお選び下さい。
開業後もホームページ等でお付き合いのあるお客様は200%皆さん、成功されております。

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