コンサルサポート業務が人気です

当社のコンサルティングサポートとは

ありがたい事に、たくさんの歯科医院様から経営サポートの依頼をいただいております。
私の出来るサポートの内容としては、他の歯科コンサルティングを謳う業者とは少し線引きが違いまして、

・商材を売らない
・仕組みは作るがスキームを売る訳ではない
・何だか分からないがカネはもらう

というコンセプトを元に行っております。

あなたの医院は1つしかない

極論、100診療所を持つ医療法人社団であっても(そんなに持っている歯科医院は知りませんが)、経営者は1人です。
ソフトバンクグループも、ワタミも、トヨタもユニクロも経営者トップは1人で、常に1つの経営理念と行動理念(行動指針)、ビジョンによって社員やアルバイト、パートの従業員すべてがそれらのルールを通じて社会に貢献しています。

そんな中で、いくら立派なセミナーでコンサルティング会社の成功メソッドを売ってもほとんどの歯科医院は改善できません。
何故なら、常に経営者に問題は起因していて、それを何かを探り、直視していただき、その上で改善のスキームを作らないと何も変わらないからです。

お金を払って失敗する人、しない人

コンサルティング・サポートで最も多い依頼は「スタッフ教育」です。
スタッフが思ったように動いてくれない、成長しない、自分勝手だ、などのお困りごとを聞かされることが最も多いのですが、しかしながら彼女たちを面接で選んだのは経営者本人です。

おおよそ、来た人から選んでしまったとか、人がいなかったからとか経営者とは思えない発言を頂くのですが、経営はすべて経営者の選択によって明日が変わるものです。だからこそ、お金を払って改善して欲しいという思考レベルの経営者にはコンサルティング・サポートはお断りするしかないのです。
ですので、私は自らをあまりコンサルタントとは言わずに当社のコンサルティング・サポートと業務の1つとしての認識においてサービスを展開しているのです。

経営において他力を使う時は自分自身を変える決意と覚悟が無いと何も変わりません。
コンサルティング・サポートは対処療法ではなく根本治療です。お金を払って小手先のテクニックで成功を手にしようとする人は、何度も何度も失敗をします。耳が痛いとは思いますが、私自身、顧問という形で自社にコンサルティング・サポートを受けております。理由は自分だけのバイアスで自らの成長を止めない為にです。自分の能力が低いからこそ、他の視野と考えを常に取り入れるよう努力しております。

理念はありますか?

歯科において経営者の業務はすさまじく多いです。
本来、経営者の仕事は資金調達と夢の実現、期間の設定です。

ですが、多くの歯科医院経営者は自らがプレイヤーであるために経営者業務がどうしても疎かになり、従業員との距離感も近いことからどうしても発言が『個人的な発言』として捕らえられてしまいがちです。

・経営者からの発言
・歯科医師としての発言
・共に働く仲間としての要望

これらを使い分けているでしょうか?なかなか難しいものです。ですがここで重要なのが理念です。理念は行動指針として企業や会社、クリニックで働く上ですべての判断材料の源になる考え方です。
例えば、

【患者さまや地域の方、仲間や社会に優しいクリニック】

という理念があったとしましょう。
理念をしっかり浸透させているだけで、スタッフに指導を促した時にこの理念をもとに考えた上でアナタの行動に間違いはなかったでしょうか?という指導になります。逆に理念が無いと態度の悪いスタッフは「それは人それぞれの常識の在り方」と切り返されてしまいます。

事業計画が中学生

ここは致し方ないとも言えますが、経営でお困りごとを抱える経営者のほとんどの方の事業計画書を見せて頂くと、金融機関がとりあえず見て「歯科医師だからOKレベル」の事業計画書であることがほとんどです。
確かに国家資格である難易度の高い資格であり、勤務経験もあり、保険制度を適用できる業種だからこそだというのは分かりますが、あまりにもお勉強をせずにここをクリヤ―してしまうと、経営が上手くいっているのであれば良いですが、1度悪くなると後戻りさえ出来なくなり、どう立て直せばよいのかが分からなくなります。

多くの歯科医院経営者が年収〇〇〇万と収入が低いというネット記事を見かけますが、普通の経営者から言えば「起業すれば儲かる」なんて話は100に1つもありません。私はたかが200万円を政策金融公庫に借り入れを申し込む時に(今では必要な金額を電話1つでおおよそ借りれるでしょう。笑)、根拠となる数値を必死にエクセルで作り、夢と希望をワードに綴り、それでも様々な質問を受け頭を下げて借り入れをしました。
今思うと、すごい資料を作ったものだと思います。ですが苦労をしたからこそ、それは身となり知恵となり経験になりました。新しい事業を始める時にはそれを見ればいいのですから楽なものです。従業員にも今でも好きに見てくれと言っております。

だからこそ、歯科経営は初めが肝心です。
「たくさん、借りれるだけ借りたほうが良い」というコンサルタントもいるようですが、経営力とマネージメント、リーダーシップとビジネスにおけるお金の使い方を知らない歯科医師に対してはある意味正解かもしれません。私は必要な数字と、あったら嬉しい数字、最低でもこのくらい、その金額ではギャンブル性が高くなるという経営者がどこで、何を、どれくらい、どの期間でという目標を持った上で話を進めます。漠然としている場合は「とりあえず5000万」と、ざっくり話を進めます。
開業時に、本質を見抜けない方が「みんなが良く受ける開業セミナー」で本質を理解しないまま鵜呑みにしてしまうと、結局は業者の思う壺でそれが高かったのか安かったのか適正であったのかすら分からないまま開業するハメになるのです。だからこそ、事業計画が全ての経営計画にならないと逆算から見てもつじつまが合わなくなるのです。

トラブルは過去からしかやってこない

トラブルは未来からはやって来ません。常に過去からやって来ます。原因は常に過去から。

つまり、危険予測と先々を考えたリスクヘッジ、投下するべき資本の分散方法とコスト認識でおおよそのトラブルは回避可能です。
「やってなかった」
という言い訳は、従業員と子供なら通用しますが、経営者の場合には100~200%の対価を支払うことになります。お金で済むなら良いですが、評判や信頼を失うと自分の医院すら経営できなくもなります。

何人かの先生は、いつもいつも困ってから相談されますがご自身で「まだ何とかなる」と思っていることが多いですが他者から見れば「もう全焼ですね」の場合がほとんどです。

トラブルは、点と線、そして面と空間で考えることをお勧めします。
表面的な1つの改善で解消されるものは点。時間を掛けるべき問題は線。複合する原因となっている場合は面であったり空間的な対処方法で臨むべきです。

私はマインドマップを勧めることが多いのですが、従業員を見ていても、経営者を見ていても、問題解決と自らの成長が出来ない人の多くがこのマインドマップを作ることが苦手です。ましてや立体的なマインドマップなど論外のことがほとんどですが、良好な経営者の多くが会話のマインドマップのやり取りがとても上手です。
これは高級な夜の世界の方にも共通する事ですが、1を知って10を知るではなく、1を聞いて10の10条を知って会話が出来ることになります。一般の人には何を話しているか通じないこともありますが、だからこそ、トラブルに対する嗅覚や危険予測と準備に関しては経営者の能力は大きく左右され、いわゆる成長にもつなげることが出来るのです。
もしご興味があればYoutubeなどでマインドマップなどの使用方法やツール、アプリケーションの使い方などを説明している動画があるので使用してみることを勧めます。

追記

たぶんこの記事(ブログ)は続きを書くでしょうから、辛口ではありますが、経営をサポートするということは何かを売りつけるのではなく、クライアントである歯科医院経営者の本質を見抜き、さらにその問題解決のために耳にしたくない事、言いたくないようなことを言わざるを得ないのも本当のコンサルティング・サポートであるとご理解をいただけると有難いです。

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