経営を学ばない歯科医院経営者

お客様に育てられた歯科経営コンサルタント

歯科医師の多くは開業をします。
これはこのブログを読む皆さんが開業前であったり、すでに歯科医院を経営なさっていたり、勤務医であるかもしれませんが歯科開業は歯科医師であれば必ず考える事案であると思います。

私は、歯科内覧会というサービスを10年以上提供する中で、別事業としてホームページ製作という事業部があるので、開業と同時に内覧会を行った歯科医院様とそのまま長きに渡りお付き合いをすることが多いので、そのお付き合いの中でお客様に様々なお悩みや勉強させていただくことで、歯科経営コンサルタントとして育てられて来ました。

今では歯科医院に留まらず、その他の医療にも携わらせていただくことも増えてきました。
これは本当に多くのお客様に感謝しております。

ですので、私の歯科経営コンサルタントとしてのノウハウは、ほとんどお客様から授かったものです。
多くの歯科経営における悩みや苦悩、経験を聞いたり一緒に考えたりする中で、今の実務的なサポートの出来る私やアルファージールが形成されたと言えます。

経営が苦手な歯科医院経営者

歯科医院を開業するにおいて、不思議なことに初めから経営が苦手だ、あまりやりたくないと仰る先生がいらっしゃいます。
では、なぜ開業をするのかというと、ほとんど同じような答えが返って来ます。ですが、それは重要ではありません。歯科医師にとって開業は大学を卒業し、勤務医を経て、その次の決められたステップのようなものだからです。

ただ、経営が苦手でも経営から逃げるわけには行きません。
都内には年収が200~300万程度の歯科医院経営者が多いと言われ、全体的には5人に1人がそれらに入るという話も有名です。実際には平成29年度の医療経済実態調査では個人の開業医は平均年収1187.9万円と出ています(PDF32ページ目)。

ですので、開業してとりあえず内覧会を開催し、ホームページもそこそこお金を掛け、月に1度の矯正歯科相談会で矯正の患者をそこそこ獲得できて、インプラントや自費の入れ歯がまぁまぁ出て。衛生士枠もまぁまぁ埋まって…となれば、いわゆる「成功」となりますが、そうじゃない場合はどうすれば良いのでしょうか?

おおよそ、このような場合に歯科医師のほとんどが経営が苦手であり、経営を勤務してきた経験でしか学んでいない方がほとんどです。経営書なんて読んだことがない!という方がびっくりするほど多いのも事実です。

良い結果が出ればそれに越したことは無いですが、もし思ったより患者が獲得できない、売り上げが上がらない!という場合には早急に対処しなくてはなりません。
しかし、その際に多くの歯科医院経営者が失敗するのが、

・何かを導入すれば良くなると考える
・セミナーの話を鵜呑みにする
・DVD買っちゃう

というパターンです。
普通は、

・事業計画書を見直す
・患者が増えるスキームを再考する
・情報発信に時間を掛ける

のですが、シングルタスクを得意とする歯科医師の先生は鳥瞰的に歯科経営を考え、マーケティング理論に基づいて計画を立てることが苦手です。ここを物売りコンサルタントやセミナーコンサルタントに食い物にされてしまうのですが、重要なことは数字に基づいて計画を立てることです。

これは優秀な税理士であれば提案をしてくれるのですが、税理士というのは基本的にただの帳簿屋です。コンサルタントっぽい顔をするのは得意ですが、実際の歯科経営のノウハウや問題解決などはほとんど出来ません。

ここで相談すべきは株式会社アルファージールです。

ヒト・モノ・カネで問題発生と問題は解決する

ビジネスでよく聞くのがヒト・モノ・カネです。
ただ、これは雇用される側の考え方で、経営者は逆のカネ・モノ・ヒトです。

・カネ(資金調達)
・モノ(稼ぐ道具)
・ヒト(ビジネスを回す資源)

ここで開業はしたけれど、上手くいかない場合は、事業計画書をもう一度見直し、次にヒトに問題があるか確認します。これは経営者が問題であったり、奥様が問題であったり、スタッフがダメだったり、まずは人的要因が最も多いです。

次にモノ。
調達した資金と導入したモノのバランスが悪ければそもそも経営が悪化するのは当然です。であれば、追加調達をするか早急に手持ち資金で解決策を探らなくてはなりません。ですので次のカネもこれは資金調達だけであるので割愛します。

ここまで来れば内的原因を追究できます。
多くの失敗する経営者は外的要因にばかり理由を探しますが8割がた内的要因がほとんどです。
ただし、集患対策はあくまで投下資本に対するリターンです。ここは正しい手法をコンサルタントに委ねた方が賢明です。しかしながら安易に「1度やれば改善する」という発想は辞めましょう。ピザ屋のメニューチラシがどうして何度もポストに入るのか?近隣地域に根付いたお蕎麦屋さんのメニューはどうして保存されるのか?この答えが歯科医院経営における集患対策のヒントです。

もし、今よりも新患や自費を獲得したいと思ったのであればご相談ください。

さらに失敗する経営者はパターン通り

すなわち、良くなければ経営ノウハウを知っている、持っているコンサルタントに相談するのが一番ですが、ここでさらに失敗する歯科医院経営者は、すでに自分が経営者として失敗をしているのに、コンサルタントが提案をしてきた内容に自分で判断し、その中から自分の気に入りそうな内容だけを選択しようとするのです。

このような経営者はどんなに優秀なコンサルタントが付いても失敗します。
そして必ず言います。
「騙された」
と。パターンです。

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