歯科内覧会をやったが患者が来なかった

内覧会に人が来ない、集まらない

歯科の新規開院で内覧会を行ったが思った以上に患者さんが集まらなかったという方も多いのではないでしょうか?
歯科内覧会はギャンブル性が高いイベントです。限られた2日~3日の日程に人を集めるというのは非常に難しいことであると言えます。そんなことを書いたら、
「こっちは高いカネ払ってんだ。集めてナンボだろ!」
と、お怒りのお声を頂いてしまうかもしれませんが、もちろん仰る通りなのですが、今回はあえて正直に、歯科内覧会で人が集まらない原因を書きたいと思います。
是非参考になさって下さい。

認知されるまでの時間と行動

私たち内覧会業者は、常に1回だけの本番です。手を抜いたりすることはありませんが、内覧会で人が来ないのは何十年やっても理解が出来ないものです。
なぜなら、同じ町・同じ場所で行っても、さらに同じ町で前回よりチラシ枚数を増加したり、挨拶回りに重点を置いても内覧会に人が来ない場合があるのです。
では、その要因たるものを業者として挙げてみましょう。

・チラシを配布するのが遅すぎた(早すぎた)
当社ではポスティングと新聞折込をバランスを考慮し、合計3万枚配布するのですが内覧会業者では最も多い数だと言えます。ですが反響が出るまで時間が掛かるエリアがあるのも事実です(マンションが多いようなエリアなど)

・開業場所が認知されていない
チラシに地図は大きめに盛り込むのですが、ホームページ制作を他社で作られている場合にまだ出来上がっておらず、場所が伝わっていない場合があります。そのような場合には内覧会はクロスメディア戦略が重要なので集患結果に大きな影響が出る場合があります。
当社では、昨今の情勢から内覧会だけの告知ホームページをお作りして、募集サイトと兼ね合わせたりし、少しでもお役に立てればと頑張っております。

・新しい区画での開業
これは本当に集患が難しいと言えます。新しい場所や街でこれから人が多くなってくる。または人通りも多くなってくる場所ではあるけれど、実はそこに足を向ける理由があまりない…という場所では、内覧会での集客は難しいと言えます。しかしながら、やらない訳にもいきませんし、先生には必ず「内覧会の結果で一憂せず、告知はしっかり続けてください」とお願いしております。

医科・同業への挨拶

私たち内覧会業者は、ご希望される場合医科・歯科への挨拶回りをします。
ですが、「え?先生じゃないの?」「なめてんの?」と言われることも多いことも事実です。
「いえいえ、今回は事務局の私がお顔を出させて頂きまして、先生のご都合の良いお時間を伺った上でお邪魔にならないよう伺わせて頂こうと思いまして…」と、言い訳がましいことを言いますが、難しいですよね?
医科の先生は、けっこうニコニコで迎えてくれることが多いです。

幼稚園や保育園、託児所、クリーニング店
これらは挨拶回りのマストコースです。特に託児所や小規模保育園は「検診に来てくれないかなぁ?」と、お名刺を頂くことも多々あります。そしてクリーニング店はけっこう地元の名士の方も多く、かつアルバイトさんも多いので認知活動には必ずお伺いします。

郵便局へのポスター・チラシ
郵便局でポスターやチラシを貼ることが出来ることをご存じですか?
2週間ごとの契約ですが比較的安価で、医療広告ガイドラインに則って審査を受ければ出してもらえます。当社は全国対応しておりますが、おそらく歯科内覧会業者では当社だけがやっているサービスでしょう。もちろん開業後も、いつでも出すことが可能です。

バスのアナウンス広告
意外に反響が良いのがバスの停留所近くに流してもらえるアナウンス広告です。停留所に1つ(ライバルがいたらダメ)で、話せる枠があればなのですが、これも比較的安価で年間契約だったかと思います。

 

内覧会は1つのイベントです

あくまで内覧会は開業時における地域向けの説明会でしかありません。
私たちはいつも全力でサポート致しますが、どうしてもデンタルリテラシーの低い街や、高くて他の医院に多くの方が定着してしまっている街、様々な要因で歯科内覧会が思ったより苦しい展開になる場合も御座います。

ですがそこだけに期待を掛けるのではなく、今、歯科は開業費用1億円時代です。しっかりと告知宣伝費を資金調達時に組み込んで運転資金をご用意下さい。
・開業すれば患者が来る
・内覧会やればいい
・ホームページがきれいなら来る
このような安易な戦略だと、開業は業者の鵜呑みになりギャンブルでしかありません。

経営は常に思ったようになるとは限りません。
私たちも全力でサポートしますが、結果が思ったより厳しい展開でも当社はその後のサポートもしっかり出来ることを致します。

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