中高年は私と同じ年齢である1973年を軸とした第2次ベビーブーム世代という最も人口の多い年齢層が50代半ばになり、口腔内や健康に多くの問題を抱える市場とも言えます。
だからこそ、保険診療から自費治療までしっかりと問題解決をする歯科であることを提供できるかが開業や内覧会の成功に直結します。
歯科衛生士枠(定期検診)を埋める
歯科知識や情報を調べる・受け取る環境が向上し、定期検診を受ける患者数は年々増加傾向にあると言えますが国の推奨する「歯周病健診2015」や事業所おにおける雇用者に対する歯科健診の受診義務を事業者側が徹底すると現在の歯科医院数・歯科医・歯科衛生士の数では足りないと言われています。
つまり、開業において診療圏内の市場(また患者)を獲得するという点においてはランチェスター戦略における1番戦略はどの歯科においても可能であると言えます。
※当社の地域における1番戦略はランチェスター戦略に基づいて考えております。
問題解決する状態より、口腔内に問題を抱えていない層をしっかりと囲い込むことは歯科医療や健康面での貢献も重要ではありますが、歯科衛生士枠を早期に埋めることは経営面でも重要であると言えます。歯科内覧会では定期検診の予約獲得も重要な目的の1つと言えます。
歯科に留まらない提案と集患
多くの患者は自分に最適な歯科医・歯科医院と出会えることを望んでいます。歯科内覧会ではそのアピールも目的になりますが、院内ツアーで機材説明や院内設備を説明するだけでなく、当社では1人1人に歯科相談を行う『院内ツアーと個別相談会』を推奨しています。
結果として数を追うのではなく質を提供する内覧会になるので、表面的な数だけ追う内覧会は医業収益には直結しません。開業1億円時代に旧スタイルの内覧会を行っては運転資金がショートすることも考えられます。
1)定期検診の獲得
2)健康と歯周病の関係
3)義歯や欠損部の相談
4)歯並びや呼吸・小児歯科分野
5)院内設備のイエス取り
この順番こそが歯科内覧会で重視する患者や地域へのアピールする内容です。
TAIKO.KOBAYASHI