中高年に注力する歯科内覧会・開業とは

代表取締役 小林 大晃
TAIKO.KOBAYASHI

歯科開業におけるご自身の診療方針や強みとして推奨したい治療があると思いますが、歯科経営となると一般的な治療や歯科衛生士枠、安定した医業収益の為には自分がやりたい治療だけでは経営が難しい時代であると言わざるを得ません。

歯科内覧会は過去においては「開業の告知」だけで集客・集患が可能でしたが、この11年ほどで大きく変わりました。歯科開業は内覧会を通じて『医療の専門性』『自分に合った歯科』かどうかを他の医院と比べる・選別するイベントに様変わりしました。

開業後に先生が治療や経営をトラブルなくスムーズに進められるデンタルリテラシーの高い患者層を集めることが出来るか?クレームや疑いが強い患者層を集めるイベントにしてしまうかは内覧会の成功に掛かっていると言っても過言ではありません。

中高年に注力する歯科内覧会・開業とは

中高年は私と同じ年齢である1973年を軸とした第2次ベビーブーム世代という最も人口の多い年齢層が50代半ばになり、口腔内や健康に多くの問題を抱える市場とも言えます。
だからこそ、保険診療から自費治療までしっかりと問題解決をする歯科であることを提供できるかが開業や内覧会の成功に直結します。

歯科衛生士枠(定期検診)を埋める

歯科知識や情報を調べる・受け取る環境が向上し、定期検診を受ける患者数は年々増加傾向にあると言えますが国の推奨する「歯周病健診2015」や事業所おにおける雇用者に対する歯科健診の受診義務を事業者側が徹底すると現在の歯科医院数・歯科医・歯科衛生士の数では足りないと言われています。
つまり、開業において診療圏内の市場(また患者)を獲得するという点においてはランチェスター戦略における1番戦略はどの歯科においても可能であると言えます。
※当社の地域における1番戦略はランチェスター戦略に基づいて考えております。

問題解決する状態より、口腔内に問題を抱えていない層をしっかりと囲い込むことは歯科医療や健康面での貢献も重要ではありますが、歯科衛生士枠を早期に埋めることは経営面でも重要であると言えます。歯科内覧会では定期検診の予約獲得も重要な目的の1つと言えます。

歯科に留まらない提案と集患

多くの患者は自分に最適な歯科医・歯科医院と出会えることを望んでいます。歯科内覧会ではそのアピールも目的になりますが、院内ツアーで機材説明や院内設備を説明するだけでなく、当社では1人1人に歯科相談を行う『院内ツアーと個別相談会』を推奨しています。

結果として数を追うのではなく質を提供する内覧会になるので、表面的な数だけ追う内覧会は医業収益には直結しません。開業1億円時代に旧スタイルの内覧会を行っては運転資金がショートすることも考えられます。

1)定期検診の獲得
2)健康と歯周病の関係
3)義歯や欠損部の相談
4)歯並びや呼吸・小児歯科分野
5)院内設備のイエス取り

この順番こそが歯科内覧会で重視する患者や地域へのアピールする内容です。

歯科チラシ
歯科内覧会チラシ

2024年に広告大賞クロスメディア賞を電通や博報堂と並び、受賞したインプラント専門の歯科チラシは大きな成功を収めております。

歯科内覧会チラシ

看板を出せない条件においても定期的に新聞折込で集患対策。自費率の高い医院経営でありながら毎日の患者数も右肩上がりに成長を出せています。

戦略的な歯科内覧会を

2025年度以降の歯科開業は非常に開業資金が高額になっています。
歯科内覧会は、広告チラシ・ホームページ・SNS・医院前での告知ポスターなど全体を1つのメディアとして活用することが必要不可欠と言えます。

借入金の返済スタートと運転資金を考慮しない経営はメンタル的にも大きな負担と不安になるでしょう。

ホームページは内覧会業者と連携
※当社のように自社内製作が可能な会社が理想
開業後もサポートできる内覧会業者
※内覧会が終わって「終わり」ではない
成功事例だけでなく失敗事例も多く持つ
※楽しいだけの開業、内覧会じゃダメなんです。

これらを考慮した内覧会業者を選択すべきでしょう。
高額開業で失敗速度・倒産速度が恐ろしく速くなっている昨今だからこそ、戦略的な歯科開業を推奨致します。

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