医療法人社団ALBA(アルバ歯科)さん、すごいですね~!強いですねぇ~!
まさに出店スピードは風林火山を思わせ、歯科業界の『価格破壊者』であり、同時に『仕組み化の勝者』です。
今回は、感情論ではなく、経営・医療・人材の3軸で冷静に分解してみようと思います。

医療法人社団ALBA(アルバ歯科)さん、すごいですね~!強いですねぇ~!
まさに出店スピードは風林火山を思わせ、歯科業界の『価格破壊者』であり、同時に『仕組み化の勝者』です。
今回は、感情論ではなく、経営・医療・人材の3軸で冷静に分解してみようと思います。
① 医療法人社団ALBAが急成長した理由
1. 価格ではなく「入口」を壊した
・インプラント1本99,800円は
→「治療価格」ではなく「集患用フック」
これは当社でも行う、「ホームページ制作が無料!」とか、「経営コンサル3回まで無料!」と同じでまずは相手をドアの入り口から1歩だけでも入って頂こうというフック戦略なんですね。ビジネス的には決して新しいとは言えないマーケ戦略なのですが、きぬた歯科さんを活用した素晴らしい戦略的戦術です。
・患者心理
◆通常40万円→情報探索すらしない
◆10万円以下→「相談だけでもしてみたい」
●価格競争ではなく、来院障壁の破壊
2.広告×立地×再現性の三点セット
医療法人社団ALBA(アルバ歯科)さんは、以下を法人として横断管理しています。
広告:看板・SNS・LP・リスティングを統一
立地:駅近・生活導線上・視認性重視
施術:マニュアル化されたオペ工程
● 「院長の腕」ではなく「法人の設計」で勝つモデル
ここはあえて細かく説明をしませんが、一般的にインプラントを聞いても意味が分からない人でも「あ、歯医者の看板」程度に認識している奇抜な色合いに視認性はデビュー当時のマクドナルドを想起させるものです。
3.「自由診療特化型」の割り切り
・保険診療で疲弊しない
・高回転・高件数
・単価は低くてもLTV(生涯価値)で回収
例)インプラント99,800円→CT、GBR、上部構造、メンテ、追加治療で積み上げ
② ALBAの強み・弱み(SWOT的整理)
強み(Strength)
1.圧倒的な価格訴求力
2.広告投資を恐れない資本力
3.医師の技量差を吸収するオペ標準化
4.法人一括での人材採用・教育
弱み(Weakness)
1.医療の「信頼感」は価格に比例しにくい
2.難症例・審美志向には不向き
3.医師の離職率が上がりやすい構造
4.地域密着・家族通院には弱い
● 「安い=全部任せたい」ではない
機会(Opportunity)
1.インプラント未経験・未決断層の掘り起こし
2.高齢化による欠損歯増加
脅威(Threat)
1.同様の価格訴求チェーンが増える
2.医療事故・炎上時のブランド毀損
③ 周辺歯科医院は「価格」で戦ってはいけない
ここでマーケティング戦略の本にもよくあるのですが絶対やっていけないのが「同じ土俵に立とう」ということ。
そしてALBAさんを批判したりしないこと。そして自分で掛けている広告費を無理に積み増すことです。自分の戦い方は自分で確立するものです。ALBAさんはオマージュ的な要素から「自分だけの誰もマネできない戦い方」にシフトしたことで今の地位が確立したのです。
ご自身がそこに翻弄されるのではなく、経営者として「ではどう戦うか?」を模索するのが正攻法でしょう。
当社アルファージールも、このジャンルの相談はよくありますが、65%の先生は「じゃぁ、分かった。もう自分で出来る」と言って失敗します。大切なのは65%の人が失敗をするのに気付かないで失敗し続けるということです。
× 絶対にやってはいけないこと
1.インプラント値下げ競争
2.「ALBAは安かろう悪かろう」批判
3.広告費を無理に積み増す
4.CVS設定をしない、できない、わからない
→全部負け筋です。
④ 周辺歯科が取るべき「正解の立ち回り」
戦略①:患者を“奪われる”のではなく“分化”する
ALBA歯科さんに流れるのはホームページで言うところのユニークユーザー色の強い患者層です。
ALBAさんに流れる患者層は主に、
・初インプラント
・費用最優先
・短期判断型
と、aiは言っています。完璧な回答ではないですが、コンサルタント的には、
あなたの医院が守るべきは以下
ALBA歯科に弱い領域
・難症例・信頼・継続的な関係・高付加価値
自分の医院で守るべき勝ち筋
・骨造成・審美的なインプラント
・院長の顔が見える説明と診療
・予防、家族で通院できる
・審美、咬合、全顎治療
戦略②:HP・ブログで“比較軸”を変える
ALBA歯科さんの強みと弱みは資本力に訴えたLP(ランディングページ)の活用とメディア戦略ですが、実際にその施術をする先生が誰だか分からないという点が1つあります。
ちなみに私は某芸能人のマネージャーさんから「ウチにタレントもレーシックやったよ」と言われ紹介をされたのですが、先生がたくさんいて辞めようかと思ったのです。ですが紹介者がいたので「サッカーで本田選手も施術した先生ですよ」と言われすごく安心し、即決したものです。
つまり、ホームページには先生自身の経歴(インプラントだけではない魅力は先生にも医院にもしっかりあると思います)や生涯お付き合いできる「先生が変わらないという強み」を打ち出していくべきではないでしょうか?
SEO対策を考慮するならば医院のブログも重要です。
・「安いインプラントのメリット・デメリット」
・「インプラント治療で後悔しない歯科医院の選び方」
・「骨が少ない場合のインプラント治療」
● ALBAを名指しせず“判断基準”を提示
戦略②:相談導線を作る
ここはaiの回答なのですが(ひ、批判が怖い)、強い病院だからこそ、そこから検討ベースの患者は必ず流れてきます。
・セカンドオピニオンのページ
・「他院で断られた患者さまへ」
・「インプラントの再治療」
● 回収フェイズは必ず来る

戦略③:絶対に負けないツールを1つだけ持つ
インプラント治療のハードルはやはり「価格」と「不安感」です。ですが、「価格」の多くは「家族と相談したい」です。その際に当社のようなインプラント冊子を作ることで治療の安全性や信頼感、そしてデンタルローンやクレジットカード支払いにおけるコストで治療控えをしなくてもライフバランスが崩れないで済むという安心感です。
掛けるのは1つのツール、作るのは負けない仕組みです。そして重要なのは同じ土俵で戦わなければ良いのです。
⑤ ALBAの「勤務医集客」がうまい理由
1. 若手医師の心理を突いている
若手の歯科医師が勤務したくなるという心理はやはり
・インプラントを大量に経験できる
・「もし失敗しても法人が守ってくれる」安心感
・高収入モデル
● つまり「経験」×「カネ」×「将来像」3点セットがある
2. 技量より「適応力」を重視
・天才歯科医はいらない
・マニュアル通りできる人を採用する
・判断は本部・上位医師
● 属人性を排除した医師採用
3. キャリアの“踏み台”として優秀
・開業前の修行に最適
・インプラント症例集め
・転職市場での価値UP
→ だから回転は早いが、応募は尽きない
⑥ 結論(経営者としての視座)
医療法人社団ALBAさんは本当に画期的で歯科の業界そのものを大きく変えた新しい歯科系系のパイオニアと言っても良いのではないでしょうか?
患者さんに対しても新しく入りやすい、そして勤務する若手の先生にとっても「1度は働いてみたほうが良いかな?」と思う素晴らしい企業です。
ただ、従来の「歯科医院」でも「歯科総合」でもなく「歯科サービスであり就職型インターン歯科」としての側面が強いように思えます。これは患者にとっても大きなメリットがあり、歯科へのハードルが下がったという意味では周辺の歯科、歯科業界に大きなチャンスと恩恵を与えたと考えられます。
周辺の歯科が目指すポジションとは?
周辺歯科が目指すべきは「真逆のポジション」
・顔が見える
・判断を委ねられる
・高くても納得できる
・家族で通える
ひとことで言えば、ALBAさんは「入り口」を総取りする。あなたは「出口と継続」を取りに行け、です。
次回は、
・「ALBA歯科が出店したエリアでも勝ち続けている歯科の共通点」
・ALBA歯科さんを認め、分析した上でのHP・SEO設計
・勤務医が辞めない、問い合わせてくる歯科医院の設計図:仕組み化
を書きたいと思いますがいかがでしょうか?
歯科経営コンサルタント