新規開業される方も、すでに経営されている方もおおよそ第1目標は医業収益1億円であると思います。「もっと大きく!」という方もいらっしゃるかもしれませんが、お1人で開業される方が1億円以上の目標と言うのは少し現実的ではありません。開業場所にもよりますが一般的な理論値としてユニット数と従業員数でイメージできてもそれほどの資本金を用意できるのはかなり難しいからです。
年商1億円を超えている医院は歯科医院全体で僅か5%程度。2億円以上は2%以下とも言われております。
そうなると当社のお客様は2%から5%のお客様が多いのだなというイメージになりますが、まずは1億円と考えると
1億円 ÷ 12日診療=833万円/月
833万円 ÷ 22日=37.8万円
ここまではセミナーでもよくある話ですが、ここで重要なのはユニット数と歯科衛生士の数。そして先生自身の自費率によって1日当たり何人の患者を最大数入れられるかをミニマムとマックス数値で想定しなくてはなりません。
つまり「ユニット3台+配管なし」である場合は、歯科衛生士が常駐であっても1億円は難しいと言えます。
歯科衛生士1人当たりの月間売り上げは120万円~150万円が平均と言われていますが(当社の内覧会スタッフであるDHは140万円が平均でした)、加えて歯科医師の平均売り上げは396万円です。
833万円 - 396万円 + 140万円=297万円
297万円を毎月自費で獲得するのは現実的ではありません。不可能です。つまり現実的に1億を目指そうと思えば開業前の時点でユニット数とテナントの広さ、駐車場の確保や条件が高くなりますし、戦略的な開業と成功を追うのであれば勤務する医院での経験や自費率の経験や実績も資金調達も大きく変わります。当然自己資金も重要になってきますが、自己資金はご自身の目標達成する為の「軍資金」であり資金調達への軍資金でもあります。
私自身は資金力は多くても少なくても良いと思っていますが、ヒト・モノ・カネと言うようにカネは「ツール」です。あくまでも自分の計画をスピーディーに到達させるためのモノ程度に考えるのが良い経営者になれる資質だと思います。